20代男性の方です。
左前腕のタバコ痕(根性焼き)の改善を目的にご来院されました。
成熟した瘢痕ですので、レーザー・注射・外用薬などで
これ以上目立たなくすることは出来ません。
このような場合、タバコ痕と悟られない傷跡にすること
つまりは傷跡の形を変えることを 治療の目的にします。
術前
タバコ痕が3つ並んでいます。
デザイン
3つまとめて紡錘形に切り取ります。
(各々切り取って縦3本線にするとリストカットのように見えますので、このようにデザインします)
1週間後
抜糸直前の状態
1ヶ月後
まだ傷跡は目立ちますが、タバコ痕には見えません。
これからは手術痕もしくはケガの痕ということにしてください。
傷跡は術後2、3ヶ月頃に赤さ、硬さ、盛り上がりがピークになります。
6ヶ月を過ぎてくると 白く成熟した線状瘢痕となります。
この間はテーピングをして傷跡を安静にした方が綺麗に治りやすいです。